無料相談は是か非か①

“相続税申告“と検索すると、「初回無料相談」「無料にて対応可」を謳うHPが山のように出てきます。一方で非常に数は少ないですが、初回から有料での相談しか受け付けない事務所があります。仮に私に相続の知識が全く無かった場合、どうするか?100%の確率で、初回から有料相談の事務所を選択します。顧客目線ではなく、事務所の運営者サイドから考えると、理由は簡単に分かります。

無料相談の看板を掲げていると、ある程度の問い合わせは入ってきます。そのうち、どの位が報酬を頂ける仕事になるでしょうか。私の肌感覚的には、3割が仕事になれば良いほうだと思います。お客様の中には、法務や税務に詳しい方もいらっしゃるので、適当な対応はできません。どんなにレベルの高いアドバイスをしたところで、「無料相談」を掲げている以上、報酬を頂けるのは、契約を結んでからとなります。

多くのコストを費やしてようやく契約に至ったクライアントは、その後、どのような扱いを受けるでしょうか。やっと契約に至ったお客様だから大切に扱おう!!とは残念ながらならないのです。何故なら、これまでにかかった、無料相談などの経費を、このクライアントから回収しなければならないからです。クライアントは契約後に、他人の無料相談部分の税理士報酬まで支払う結果となります。

一方、有料相談の事務所はいかがでしょう?もうお分かりですね。「有料相談」を掲げる事務所は、初回からお金を頂いている以上、初めから責任を持って対応する可能性が高く、担当税理士のモチベーションも高くなり、トータルで見たときに良いサービスを受けられる可能性が高いという事です。

ちなみに、税理士法人ともに はどうなのか?

答えは「何度でも無料相談可。ただし、ご紹介者様がいらっしゃる場合に限る」です。